アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
〃
-
2分後についた教室は、めったに使われていない空き教室。
よく、制裁に使われている場所…いわゆる制裁スポット。
ただ友達と話しているだけなのか、確認するためにしまっているドアに聞き耳を立てる。
「ちょっと、どういうことなのさ!?」
「なんでいつも昴様に近づくんだよ!」
…制裁だね。
原因は毎日の食堂での顔合わせ。
僕に手を出せないから、その下の親衛隊員に手を出す。
何回目だろ…
(ガラララッ…)
『何っ!?』
『…っ永久様…!』
『げっ…!』
「なに、してるのかな…?」
僕が入ると同時に、真っ赤だった顔が青くなっていく小柄な生徒二人。
安心した表情の友達。
やばい、と思って逃げる大柄な生徒5人。…まぁ、何もしてないし許してあげよう。
ゆっくりと進み、友達の前に立つ。
「こっ、これは…!」
俯いて、プルプル震えながら言い訳を考えてる。
大体、見当はついてるのに。
…言い訳なんかで許すわけないじゃん。
「僕、大体わかってるけど…
今頑張って考えてる言い訳…聞いてあげようか?」
『ヒッ…!』
首を、カクンと傾ける。
息を飲み込む彼ら。
…息を飲み込むんだったら初めからしなければいいのに。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
26 / 155