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すると……俺の目の前には、先輩が立っていた。
「あ、れ……? 先輩……いつの間に?」
可笑しい……。
さっきまで、俺が組み敷いてたのに……いつの間に、俺の下から抜け出たんだろう?
「……はぁ?」
「え?! せ、せ、先輩!!」
「おい、急に何だよ?」
「え? あの……先輩、いつの間に猫耳、外しちゃったんですかーー!?」
そういえば、知らぬ間に服も着ちゃってる?
一体、いつの間に……。
「……てめぇっ、オレの断りもなく、そんな変態な夢、見てやがったのかよっ?!」
「へっ? ゆ、ゆ……め……? ゆーめー……」
な、なるほどな……!
そう考えれば、無理が無い。
そうか……だから、さっきの先輩はあんなに……。
「はーん、どーりで? 鼻の下伸ばしたままの情けねぇ顔で、寝てると思ったよ。この、変態ッ!!」
「わー! い、いたたっ……せ、先輩! 酷いですよ~」
バシバシと叩いてくる痛みから、身を捩った。
「はっ、オレが知った事かよ! てめぇはこれでも食って、大人しくしてろ!」
先輩がそう言った後、俺の視界が真っ黒に染まった。
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