アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
7
-
レナードが用意したのは、ローションボトルとコンドーム。コンドームは複数ベッドへ散らばり生々しい。
結局、下着はどうするのかと思ったら、やはり基本的に脱がせない方向のようで股のところを横へずらすと、そこから悟の蕾へ触れてくる。
「レナード様、いや……脱がせて……」
悟としては窮屈だし、先走りで濡れていて気持ちが悪いから脱いでしまいたい。なので、一応お願いをしてみたが。
「駄目だ。脱いだらせっかく穿いた意味がない」
と思っていた通り、却下された。
片方は後ろを解し、もう片方は前をやんわり包んで刺激を与える。両方からの刺激に悟の表情は色気を増していく。ぐちぐちと放つ水音は、いったいどちらから聞こえているのだろう。柔らかくなっていく内壁に、蜜の止まらないペニス。それがこの女性下着の中で起きていることだ。
「あ、あっ……ん、レナード様……いい、レナード様」
さらには、うっとりした表情で悟がレナードの名を何度も呼んで甘えてくるのだから、レナードもずっしりと腰にきていた。
はあ、はあ、とお互いに熱い吐息を吐き出す。発情期ではないのに、身体も心もどこもかしこも熱くて、どうにかなってしまいそうだ。
「サトル、いれたい……」
余裕がなかった。一通り解したつもりだが、まだレナードを受け入れるのは苦しいかもしれない。
「ぁ……いれて、きて、レナード様……中、きて」
でも、悟は求めて挿入を促した。
レナードはコンドームをつけて、ひくひく収縮させる入り口に逸物をあてがい、奥へ。悟に負担がかかる。それはわかっていたことだ。けれど、亀頭が柔らかくて熱い襞に包まれた瞬間、あっという間に奥を突いてしまって。
下着をずらせば、結合部がはっきりと見える。そして、悟の全体像を見れば、なんだかいけないことをしているような気持ちになった。
「ぜんぶ、はいってる……?」
舌足らずに聞いてくるのは、瞳を潤ませて見つめてくる悟だ。レナードはぎゅっと心を掴まれて、悟を抱き締める。
「……ああ。辛いか?」
「大丈夫、平気です」
きゅ、と締まる後孔。
悟はレナードの“あとで”を待ち望んでいたのだ。この時が来て、嬉しそうに再びレナードの首に腕を回す。すると、そのまま上体を起こされてレナードの膝の上に乗った。自重により挿入が深まって震えるが、すぐさま追ってきたキスに溺れた。
挿入後の少しだけ甘いひととき。悟は甘えるようにレナードへ身を擦り寄せる。
「本当に天使へ悪戯をしているようで、いけないことをしてる気分だ」
「やめて。こういう格好しているの意識しちゃいますから」
「綺麗なんだからいいだろ」
「……よくない。レナード様も着て私の気分を味わえばいいのです」
「あー……それはよくないな。だが、魅力的なのは本当なんだ。天使もそうだが、花嫁みたいじゃないか」
悟は思わずドキッとした。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
26 / 101