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悟が見たページは天使ではなく、花嫁をイメージしたものだったからだ。なので、悟が身につけているのも実はそうであって。今日は天使というのが浸透していたからこそ、まさかここにきて言い当てられるとは思わず、悟はふいっとレナードから視線を外した。
レナードの言うことは当たりだ。でも、絶対に認めたくない。
「この姿が?……嬉しくない」
嬉しいけど、こんなはしたない姿。正直、複雑である。
「なぜ。奥さんって呼ぼうか?」
「もう……はやく、動いてっ」
悟が中のレナードを締めつけることによって、半ば強制的に抽挿が始まった。くつくつと笑う口は早々に塞いで。その笑いはすぐに切羽詰まった吐息に変わる。
動きは激しくないけれど、悟の好きな奥をぐりぐりと抉られるように突かれて大波が押し寄せているようだった。潤滑剤のおかげか、ピストンも思っていたよりスムーズだ。
「あっ……あ、あ、奥、あた、る……っ」
悟の声は甘さを増すばかり。レナードに揺さぶられて、それから、そのたびに乳首とペニスが生地に擦れて。それがクセになり、絶頂が見えた頃にはレナードのリズムに合わせて悟も腰を振っていた。
悟は喘ぎながら「イく、イく」と啜り泣いて、助けを求めるようにレナードへしがみつく。蜜壺も精を搾り取るように蠢動していて、レナードの眉間にシワが寄った。しかし、これでは満足に動けない。
「ひゃあっ、あ、あーっ……」
ビクン、と悟の身体が跳ねた。
レナードに尻臀を鷲掴みされて、ずん、と重く突かれたからだ。これだと感じる場所へ直に当たることになる。悟は背中を海老反りにさせて快楽に身を委ねた。そして、目の前がチカチカと閃光が走った時、白濁を吐き出す。
締めつけがいっそう強くなって悟がイったことを知ったレナードは、悟の中をゆるゆると軽く突き上げる。それから、くたっと力が抜けた悟をベッドへ寝かせて様子を伺った。
悟の身体はぐったりしているものの、時折、絶頂の余韻でひくんと震えている。その姿がエロティックだ。ついつい下着の中へ手を伸ばしてしまう。
「下着の中でイった? ドロドロになってるな」
「や、あ……」
「可愛い……可愛いよ、サトル。今度は俺を気持ちよくさせてくれ」
再度、レナードの腰が動き、波が押し寄せる。
「あ、あん、あ、あっ……」
悟はまた一段と蕩けて、レナードを誘惑した。
ぐちゅぐちゅ、という結合部の水音とともに、次第にレナードが腰を打ちつけ、肌のぶつかる音が重なる。ペニスを飲み込む肉ビラはむっちり吸っていて、ベビードール越しに乳首を抓ると、いちいち反応して。堪らない、とピストンが激しさを増していく。
「レナード様、きもちい……レナード様、レナード、さま……」
何度も名前を呼び、甘える姿は「もう許して」とも言っているようだった。
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