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ついていく。
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早速俺と行動してくれるそうだけど…今日の夜かららしい
まぁ授業とかあるし…憐兎にも話はしておきたい
ポケットに盗聴器入れといたし大丈夫だろう。
「じゃあ、またねぇ〜」
七瀬にばいばいと手を振る。気持ち悪い光景。
早くここからいなくなりたい。
こいつと離れたい。っていう気持ちでたくさん。
「暁音、あれはどういうこと。」
憐兎が怒った目でじっと見てくる。
なんて話せばいいか、なんて説明したらいいか。
俺にも突然の出来事で何も説明出来ない。
どうすればいい??どうすればよかった???
お前よりあの場が怖かったのは
俺の方だよバカ憐兎。察しろ。馬鹿。
「ごめん、あんなつもりはなかったんだけど……
ちょっと前にしくじった任務があって……
多分あの人がその人なんだ。だから、ね、
個人の任務だから深夜さんたちには言わないで、」
これなら憐兎も納得してくれるだろう。
だって任務なんて誰にも口出しできないから。
それが俺の仕事だから。
「だったら俺もッッッ…」
聞き分けのないクソ憐兎が。
「個人のことに手を出すとは契約には書いてない。
それにこれは俺のケジメみたいなやつだから、
お前に手を出されたら俺が無理だ。」
契約なんて言葉できれば使いたくなかった。
こんなことなんて起きるなんて思ってなかった。
憐兎が辛い顔してるなんて見たくなかった。
だけどお前が血だらけになってる姿なんて
1番見たくないから。
おねがいだから納得して。
「…ごめん、わかった………よし!!!!!!生徒ももう来る
頃だと思うしぃ???教室いこーぜ☆」
いつもの憐兎の笑顔とは少し違うけど、
それでもあったかい笑顔で…安心した。
「うん〜…そぉだねぇ〜!!!」
いつものような会話をしてた。
それだけでたくさん時間が過ぎた、
んで、今は六時間目、サボってる。
まぁ授業とか受ける側の人間ってわけじゃねぇし、
そんな重要なことでもない。勿論憐兎も。
今は皆授業中だし、素で話せるから、楽だ。
「ねぇねぇ夜ちゃん???」
憐兎が石になりたいなんて言い始めた。
こいつは何を考えてんだか、
「意味不明」
でも石になったら楽なのかもしれないな、とか
言ってる俺も意味不明だな。
「ねぇねぇ夜ちゃん???」
さっきからなんだよ、うるせぇな。
「この世界が俺と夜ちゃんと深夜さんと秋さん
だけだったら、どういう生活してると思う??」
そんなん
「秋さんはゲーム、深夜さんは相変わらず馬鹿っぽいこと
憐兎はPCいじってんじゃねぇの?」
あー、目に浮かぶわ……
「きっと夜ちゃんは、うるせぇとかずっと
言ってるんだろーね!!!」
いきなり起き上がるんじゃねぇよ……びっくりするだろ。
でも、4人だけの世界なんて…ちょっと楽しそうだな、
とか思ってる自分がいてちょっとムカつく。
「まぁ、ちょっとだけ楽しそうかもな。」
憐兎が白い歯を見せてニカッって笑ってくる。
「だよね!!!!!!!」
髪が明るくて髪もうるせぇ癖に顔もうるせぇのかよ。
「太陽かお前は。」
あ、
「キャーーーッ!!!照れるッ☆」
うざい、うるせぇ、黙れ、チャラ男。
「チャラ男が」
「ひどっっ??!?!?!?!?!」
【 キーンコーンカーンコーン 】
あ、授業終わったな……七瀬は教師らしい。
だから、終わっても多少時間がかかるだろ。
終わったら靴箱に迎えに行けばいいか……はぁ、
「夜ちゃんのお尻がァ〜〜〜〜!!!!!」
うわぁーーん!!!とか言いながら言ってるバカ憐兎。
俺がそう簡単に掘られるかよバーーーーカ。
「本当にそう思ってんの???」
馬鹿かよお前。っていう言葉も付け加える。
「思ってるわけなーいジャーン♪」
だろうな。
あれから結構時間が経った。あたりはもう暗い。
人もいないし…あいつかえるの遅すぎだろ。
【 コツコツコツコツ… 】
やっと来たかよ。
「センセェー…帰るのぉ遅くないですかぁ???」
真っ黒い髪の毛に合う青色の目が開いて……閉じる
「待たせてしまって申し訳ありません……ふふ」
七瀬が近づいてくる。
やっぱりのこの人は怖い。謎の威圧感っていうか…
あれ…なんかおか【 カシャン… カシャン 】
目に見えなかった。それほど速かった。
その代わり見えたのは、俺の腕に手錠。七瀬の腕と
繋がってる……嘘だろ。
まぁ、殺し屋ってことだし…流石ってところか。
「なにをぉ??」
【 ズシャッッッッ 】
こいつ……足引っ掛けて……やばい、倒れる…
【 ドカッッッ 】
「んぐッッッ!!!!!!」
結構痛い。目を開くと七瀬の顔が目の前にあった。
こいつは……速い。本当に、俺にも追えない。
「い゛ッヅ……!」
手首をギリッと握ってきた七瀬は、まぁ流石と言うところ
力が無茶苦茶強い。
【 プスッッッ 】
「ぁッ……???……」
首に注射。今月2回目だってのバーーーカ。
「それ君用ですから効くはずですよ。」
俺用ってなんだよ俺用ってお前暇人か。
暇人ですかコノヤロウ。
いい加減敬語とれよやりにくい。しめんどくさい。
敬語使われるのって結構なれない。
現実逃避??いや、そんなんじゃねぇよ。
あ、やべぇ、眠い。そういうとかよ。糞が。
「糞が…」
「Good night.......」
聞き覚えのある声に安心したのは何故だろうか。
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