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邪魔
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佐野「あれ?せんせ〜、もしかして吉岡帰っちゃったの?」
やっとの事で、人ごみを抜けて来られたのに…
担任「あぁ、さっきな。予定があるって言ってたな、それにしても今日は吉岡の意外な一面を見たって感じだったな」
佐野「でっしょ?今日の主役と言っても過言ではなくない?」
それなのに帰っちゃうとこが、吉岡らしいっちゃらしいけどさ
女子a「今日のリレーすごくなかった?」
女子b「それ!なんか感動しちゃったよ」
何人かの女子が集まって話をしている。
女子c「あとは…何と言っても…」
「「「吉岡くん」」」
ん?
佐野「吉岡がどうかしたの?」
さりげなく会話にはいる
女子a「だって今まで地味で特に印象に残らない奴だったのが、今日いきなりヒーローなみの活躍でしょ?」
女子c「それうちも思った!それに、ちょっと見直したよね」
あぁ…
そうなっちゃうわけね〜
多分、これは吉岡が1番嫌がる状況だと思うな
女子b「それにいつも前髪とメガネで顔見えなかったけど、走ってる時風でちょっと顔見えたけどマジイケメンだった気がする!」
俺としても、ちょっと面白くない
佐野「へぇ、ちょっとジェラシー感じるなぁ。俺よりイケメンだった?」
女子b「えっ!ちょっ、さ…佐野くんの方がカッコいいよ///」
俺が先に見つけたのに、女子たちに横入りされたくない
女子a「ちょっとぉ〜、さのぉ?あんまり、からかわないであげてよ?顔真っ赤になってんじゃん」
佐野「ごめんごめん(笑 でも、可愛かったからさ。」
にこりと笑ってごまかした、
こんくらいしとけば、ミーハーな女子たちの目はそこまで吉岡にはむかないだろう。
問題は…
女子c「そういえば、さっき河村さんも教室飛び出してったけど、もしかして吉岡くんを追いかけて行ったのかな?」
そう、
あんな状況で、あんな行動取られたら誰だって心奪われるだろう。
河村さん…か。
佐野「そうかもねぇ、」
吉岡…
お前が何で露骨に、皆んなとの間に壁を作っているのか謎だった
その理由を知りたいとも思ったが、今はそんな事より。
佐野「邪魔しないで欲しいな…(ぼそっ」
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