アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
歌の4。歌を忘れたカナリアは
-
歌を忘れたカナリアは
「君の処女を貰うよ」
「ひ…」
村人に押さえ付けられ
腰を抱えられる
盲目の兄は椅子に座ったまま
動くこともできず
唇を噛みしめる
「にいさま…」
思わず兄を呼ぶも
ぬるっ
「ひんっ!」
「こおら!お兄さんじゃなくて俺を求めなよ」
袴の隙間から手を差し込み
濡れた指でアヌスを弄る
「おっ!硬いね」
「や、助け…」
男達に助けを求めるも
「次は俺達だ」
「楽しみだな」
男達の瞳が情欲に染まり
獣のように息を吐く
「ああ…」
ずっ
硬いもので貫く感触
「いやぁ…」
今まで犯されて来た花嫁達と同じ声を
「何妄想してんだこのエロダコ!」
ゴンッ
「あいたぁーっ!」
「変態エロダコ…」
巫女に杖で殴られ
宮司に冷たい視線を浴びせられる
「お兄さんのせいで弟まで乱暴になっちゃうよ!」
「お前がこいつの処女を狙うからだ」
「お前に協力してもらわなくても一人でできる」
髪を丁寧に櫛梳る
「お前は俺の自慢だ」
その髪をくしゃりと崩す
「簡単にあのガキから奪えるさ」
「はい…それと…」
「うん?」
「折角セットした髪に何てことをしてくれるんだクソ兄貴!」
「ん…」
「ぎゃあっ!ギャア!」
「あはあんっ!ああっ!」
両腕を拘束され
目隠しをされた男が甲高い悲鳴を上げる
ずちゅっ
ぐちゅっ
「あああっ!」
「神様はあの花嫁を気に入ってくれたようだ」
老人が満足そうに頷く
「これで村も安泰だ」
「兄様、兄様、ここには近づいてはいけないと言われています!」
自分を引き留める幼い弟の頭を撫で
「お前はここで待ってなさい」
神の居る部屋を覗くと
「ひっ!」
一つ目一本足の巨大な赤ん坊が
花嫁を犯していて
「化け物…」
逃げようとした瞬間
「ぎゃあああ!二つ目のお化け!」
ズブッ
「ぎゃああああ!」
右目に走る激痛
「何?…あ…」
「こっちにもお化けーっ!」
残された左目に
グシャッ
目隠しをはずした花嫁の頭が無惨にも叩き潰される姿が写った
「あっ!目無しの君!大丈夫?」
痛みで両目を瞑っていると心配そうな声が聞こえた
「うっせ…このタコ助!」
「蒼太、ご飯だって」
気が付くと旅館のベッドの上で
「俺の右目…」
「うん?ゴミでも入った?」
「右目がある」
備え付けの鏡を見て安心する
「怖い夢でも見た?」
「はい。デカイたこ焼きに襲われる夢」
「うん。それは怖い」
髪を整え
食堂にいくと
何人か食事をしており
「俺達以外に客が居るのですね」
「うん。でないと赤字だから」
「ウエルカムドリンクのせいでは?」
席では既に幸一と剛志が着いており
「もう呑んでる…」
一升瓶も置いてあった
「席が限られているから詰めてね。後相席をお願い」
「あ、はい」
席につくと
宮司もやって来て誠史の隣に座る
「前菜は季節の野菜と刺身の盛り合わせね」
前菜を置いた後
一升瓶とビール瓶を持ってくる
「まだ前菜なのにどんだけ呑む気だ?」
「まだ開けたばかり…」
カウンターでは
「もしもし?酒店さん?ありったけの酒をお願いします」
酒店に追加を注文する猿渡の姿があり
「そんなに要りません!破産するわ!」
「お前さあ日本酒じゃなくて焼酎か泡盛を呑んでろよ」
蒼太の悪態を受け流し
「日本酒が好きなんだよ」
グラスに新たに酒を注ぐ
「あ、俺もビールを貰っていい?」
ビール瓶を取ろうとした誠史に
「どうぞ」
宮司が瓶を持ち
ビールを注ぐ
「ありがとう」
にこりと笑いかけると
「いえ…」
宮司は赤くなり俯く
「むっ!」
宮司の態度に蒼太が何かを察し
「誠史さん。これ美味しいですよ。俺が食べさせるからあーんして!」
煮物を食べさせる
「嬉しいな。新婚そのものだ!あーん!」
嬉しそうに口を開ける誠史を見て
「つよぽん!あーん!あぁーん!」
幸一も負けずと口を開ける
「じゃあこのピーマン」
「うん!旨いよつよぽん!」
「剛志は昔から幸に嫌いなものを食べさせていたよな」
笑いながら蒼太に煮物を食べさせる
「つよぽんが食べさせてくれるのはなんでも旨いよ」
頬を赤く染め
嬉しそうな幸一に
「幸せの絶頂の時には必ず落とし穴が…」
「怖いよ宮司さん!」
宮司が不吉な呟きをする
「何か夏輝さんぽい」
「メインは鍋だよ」
一人用の鍋が準備される
「これぞザ・旅館だな」
「紙鍋だ!中の肉は?」
「合鴨。薄切りだから直ぐに煮える…え?何?三角関係イベント発生?」
誠史を挟み
「この肉団子も美味しいです」
「俺としてはこの川魚の甘露煮がおすすめ」
食べさせようと迫る蒼太と宮司に
「いや二人とも落ち着いて…ね?」
誠史は後ろに引く
「兄貴に代わってお客様をもてなしているだけだから。蒼太さんも自分の事だけをしてください」
「誠史さんは俺の旦那様ですから俺が世話をするのは当たり前です」
睨み合う二人に
「あはは…二人とも可愛い。俺を独り占めしたいの?」
誠史は笑っていて
「「はい!」」
「息ぴったり!じゃあ3人で仲良くしようよ」
「仲良くとは?ベッドの中でもですか?」
宮司が身を乗り出す
「俺は嫌です!別に乱交が嫌なわけではないけど、この人とは嫌だ!」
蒼太は拒絶するも
「俺は構いません。初めてなので色々と教えてくれますか?」
宮司は気にしない様子で
「この子すげえ…初めてに変態プレイを希望なんて…」
「いやいやいや!うちの宮司は至ってノーマルだから!」
「兄貴に怒られるから宮司におかしなこと吹き込むの止めてくれます?」
猿渡が宮司の手を引き連れていく
「まだ食べている最中」
「良いから!変質者に着いていっちゃいけません!」
「俺ら変質者かい…」
食事を終え
和室に戻り
「はー!旨かった!」
一斗樽を開け再度呑む幸一
「おい!呑みすぎだろ?」
剛志が嗜めるも
「折角だし。つよぽんも呑む?」
「お前が飲ませてくれるなら」
舌を出しねだる
「ん…」
酒を口移しで呑ませる
「きついなこの酒」
「御神酒らしい」
「ふうんそれよりお前」
ぎゅっ
「あいた!」
股間を握られ
幸一は悲鳴を上げる
「呑みすぎて立たなくなったら部屋から追い出すからな!」
「そっちの心配でしたか…」
洋室
「あのー…」
「俺は嫌だと言いましたよね?」
浴衣姿の宮司が蒼太達の部屋を訪ねて来ていて
「つまらないものですがここの名物手焼き煎餅です」
「いらっしゃいませ!」
「えっ!蒼太?煎餅で俺を売るの?」
土産の煎餅を見せられた蒼太は嬉々として部屋に招く
「煎餅は烏骨村の時からの名物です。年貢から漏れた形の悪い米や泥にまみれた米を寄せ集めて、固めて干して非常食にしたのが始まりだと言われています」
「ふうん。ここにも工場なんかあるの?」
「観光用の手焼き煎餅の実演販売があります」
「明日はそこですね」
「だね」
「それよりも…」
宮司が着物を見せる
「姉のお下がりですがどうでしょ
うか?」
赤い花柄の晴れ着を見せる
「お姉さんも居るんだ」
「優しい?怖い?」
着物よりも姉の話に夢中で
「兄に良く似ています。それよりこの着物は似合いませんか?」
「うん?可愛いよ。趣味?神事?」
「和臣みたく晴れ着で過ごさないといけないのでは?」
「先生に鳥山さんが女物の着物が好きだと聞いて」
「先生ってトリ?」
「違うよ。蒼太だから良いんだよ。申し訳ないけど、和臣や君や鳥刺君みたいにナチュラルに着こなしているのはちょっと…」
「えっ?俺鳥刺さんより似合ってない?」
「正直…男が女装してると…」
気を使う宮司に
「うん。俺も最初は鏡の前で笑って泣いた」
「可愛いよ」
「ああ…」
何かを察した宮司に
「うん…これさえ無ければ完璧な人」
蒼太も頷く
「何々?二人ともどうしたの?」
「嫌になったらいつでも帰って良いよ」
何とか追い出そうとする蒼太だったが
「人間誰しも欠点はあります」
宮司は怯まず
「覗き趣味から盗聴趣味にシフトチェンジした兄と変態的妄想実現型のタコに比べたら至ってノーマルな趣味です」
「ね、ねえ…君、そんな所にすんでいて本当に大丈夫?」
「誠史さん…鳥井村もあまり変わりません…てか早く帰って欲しい」
弟分大好きな誠史が宮司の相手をしている様子を眺めながらため息を吐いた
「幸、旨い?」
剛志のぺニスをしゃぶる幸一に
剛志が頬を赤らめ
尋ねる
「んまひ…」
うっとりとした眼差しでぺニスを喉の奥までくわえこむ
「ホント変態だな!男の物をしゃぶってうまいなんて!」
笑う剛志に
「剛志のくれるものは何でも旨いよ」
にっこりと笑い
キスをする
「こっちも旨い」
ぐちゅっ
「バカ…」
アヌスに指を挿入すると
剛志が悪態を吐きながらも受け入れる
「お前のも旨いよ幸」
腰を揺らし
淫らに誘う
「愛してる幸」
「うん。剛志、俺も愛してる」
キスをし
足の間に入り込む
ずっ
「ああっ!ん…」
幸一のぺニスが挿入されると
剛志は幸一にすがり付く
「あはあっ!もっと!」
滑る中はぎゅうぎゅうに締め付け
貪欲に飲み込む
「どうだ?ずっと欲しかった男の味は?」
「凄く…イイ…」
貪るようにキスをし囁く
「あは…やけに積極的だな」
しっとりと汗で濡れた額も拭わず
微笑む
「全部吸い付くしてやる」
「それは怖いな」
「俺の自慢の嫁だ。精々頑張れ」
ああ
あいつは
「相変わらず嫌みな奴だな」
「幸?」
愛しい君は今誰を呼んだ?
「旅先での出会い…美少年と旦那様との危険なメイクラブ…」
「え?また妄想?」
「止めてよ~!浮気なんかするわけないじゃないか!」
聞き覚えのある含み笑いに
思わず突っ込んでしまう
「え?巫女装束が好み?兄に借りて来ます」
「貸してくれるの?てか今変な声が」
「何かしらの妄想を語っていましたよね?」
辺りを見渡す蒼太と誠史に
「さあ?」
宮司は無表情に戻った
カタッ
カタカタッ
「全く!鳥井村の住人は可愛いげが無いな!」
見えない筈の巫女が
机に顔を向け笑う
「死者は静かに眠るものだ」
机の上
泥まみれの狸と鬼の面
「もうお前達を知るものはいない」
さあ次はどうしよう?
続く
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
73 / 147