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57 正宗
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兄貴は俺が心配だからと大学を休むと言い始めた。
「すまない、兄さん。でも俺は、もう大丈夫だから…。兄さんは学校にいってくれ。」
そう言うと兄貴は少し寂しそうな顔をして部屋を出て行った。
それからどれ位の時間がたっただろう。
寝て、目が覚めての繰り返し。
体は…大分良くなったな。
よく寝たおかげか体が軽くなった。
ピコンッ
ケータイがなった。
兄貴からだ。
『体調はどうだ?
悪い、今日家に人が来ることになった。
体調悪いのにごめんな。』
人がくるって、誰だろ。
『体調はもう良くなった。
迷惑かけてすまない。
了解した。』
俺は返信をすると起き上がる。
掃除しておこう。
掃除は普段兄貴がしている。
兄貴は結構綺麗好きで本来なら俺が手を加える必要はないのだが、昨日は帰りも遅く掃除があまり出来ていないようだった。
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