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終わりの始まり
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頭の中は真っ黒だ。絶望が今の俺には似合っている。
死んでもいいとさえ思っている。
結婚しようと誓ったしずっと一緒にいようと約束した美希はもう俺のことが嫌いで会いたくないとも言っていた。
どうしようもできないわかってるなのに。
「別れたくねぇよ...畜生...」
美希の後ろ姿を見て涙ぐみながら美希に聞こえないように俺は言った。
それからおれは泣きながら家に帰った。
案の定、家には誰もいなかった。自分の部屋に行って大声で俺は泣いた。泣いて泣いて泣いてどうしてだよ!なんでだよ!とばかり言った。
今まで付き合ってきた美希の笑顔、幸せな顔が走馬灯のように流れる。
泣いても泣いても涙は止まらない。俺はそれくらい美希を愛していた。
約一時間俺は泣き続け喉を痛めた。
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