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トラ先生の襲撃⑤
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微睡みから徐々に覚醒しだすと、額や瞼、頬など顔のあらゆるところに熱くて柔らかなものがしっとり押し付けられては離れていくのを感じる。
「…トラ先生…。」
鼻から唇が離れるのを待ってからぼくは瞼を上げ、ベッドの中で暖かく抱き締めてくれている恋人を掠れた声で呼ぶ。
「ふふふっ、るうちゃん気がついたのね?」
抱き締める腕を少しずらしてトラ先生が甘ったるい視線でぼくの顔を覗き込んでこられる。
ちゅうっ。
唇にもしっとりとキスをされ軽く吸いついてから離される。
「るうちゃん、身体痛いところあるかしら?」
ぼくの腕や首の後ろを摩りながら心配そうに訊ねられ、硬い大理石の洗面台に擦りつけたであろう部分の皮膚がヒリヒリするのを感じる。 でも大したことはなく、
「大丈夫です。…それよりも、体、綺麗にしてくださりありがとうございます。」
「当然のことよ!るうちゃんは気にしないで!」
うふふ、と頭にぐりぐり頬を寄せられてキスを落とされる。
「奥までしっかり洗浄したから安心してね!!」
「…!」
ぼくは意識を無くしていた間のことを考えてかぁっと顔が熱くなり、恥ずかしくなってしまってトラ先生の裸の胸に顔をうずめる。
「あらあら、かわいいこね。うふっ、あんなに大胆に乱れるのに照れちゃうの?」
あやすようにポンポンと頭を撫でられまたキスをされる。
「るうちゃん、」
トラ先生がぼくの両頬をそっと包み顔を上げさせて、目を合わせられる。
「あたしの方こそありがとう。…ごめんなさいね。女性の下着なんて着たくなかったわよね。」
「いえ…、」
嫌でなかった訳ではないので言葉が続かず黙っていると、トラ先生の瞳が不安に翳る。
「あたしはいつもそう。るうちゃんの愛が欲しくてたまらないの。」
優しくぼくの頬をさすりながらトラ先生は、
「だから、るうちゃんにヤキモチを焼いてもらえてとても嬉しくって…
つい、…つい、もう一度ヤキモチを焼いて欲しくて…でも本物の女の子を使う訳に行かなくて、
だったらるうちゃんを女装させてあたしが女の子に興味を持ったと誤解して嫉妬心がうまれたら、また押し倒されてすごいフェラチオしてくれるかもしれないって、ひょっとしたらイラマチオもできるかもしれないって、思ったのよ。」
そこまで話さなくてもいいと思われる胸の内をすべて吐き出される。
でもバレちゃってたのね、と苦笑いされるトラ先生の手の上に掌を重ねて微笑むと、ぼくはいつもされているようにトラ先生の頬をむいっと軽く抓る。
「ぼくの気持ちを信じてください。あなたの好きなようにしていいですから。」
「うう~、るうちゃんっ!!」
涙目のトラ先生にぎゅうぎゅう抱き締められてベソベソ泣かれながらも
「うっうっ、なんでもしてくれるのね…?」
しっかりとぼくの手を自身に導かれて、前みたいにシテねと抜かりなくフェラチオを要求されました…。
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