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トラ先生の嗜好①
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「…愛されてんな、」
「わっ、ほんとだぁ!」
月曜日の4時間目の授業が体育なので、週末をトラ先生のところで過ごしたぼくは、着替える際に余すことなく体に付けられた、激しい性交為の痕を級友に晒けることになる。
「がー谷、授業休んだら?」
気遣わしげに声を掛けてくれるのは、ぼくと同じで所謂受ける身の役割をしている 文山 音(ふみやま おと) 君。
ぼくがこのクラスに転入してからずっと仲良くしている心優しい素敵な男の子です。
「ありがとう、大丈夫だよ!」
実際見た目より大したことないのだ。
トラ先生がそうしてくれているからなのだけれど。
なので体の負担は、ほぼない。
「タニ、牛乳飲んどけ。」
牛乳代であろうコインを挟んだ指をずいっと目の前にだされた。
踊 沿意( おどり そい)君
真面目で口は乱暴だけれど、彼もまた友人想いの好男子です。
…何故か精子は牛乳から製造されている 、と思い込んでいます。その発想元が不思議なんですけど…。
「うん。トラ先生には飲ませないようにしておくよ。」
やんわりと指を押し戻して牛乳代を辞退する。
神妙な顔つきで沿意君に頷かれ、改めて尋常成らざる自分の身体中の鬱血痕に目をやり、苦笑いをこぼしました。
絞り取られるのは寧ろ、ぼくではないですし。
トラ先生はぼくのアレを飲みたがる。
ほぼ飲んでしまう。
セックスの際に放出される白濁液はほとんど飲み込まれています。
トラ先生は巧みにぼくを絶頂へ導いてくれますし、ぼくもトラ先生に何度も求めるから実はお互い様なのです…。
最初のうちぼくが戸惑って相談したことから、音君と沿意君は事情を知っているので、ぼくがトラ先生に容赦なく絞り取られている、と思い込んでいるのでしょう。
寧ろ好きな人と繋がっている歓びから、いつもかなり興奮状態になり、見境が無くなっているのは恥ずかしながらぼくの方なのだと思われます。
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