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不穏2
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自室に戻り、改めてポケットから例の謎の小瓶を取り出してみる。
あまりにも怪しすぎて、逆に気になってしまうのだ。
あの人(?)は、一体何だったのか。
何の為にここへ来たのか、何の為に俺に話しかけ、こんなものを渡したのか────
『 君、今の生活に飽きを感じないかね』
『これを飲めば、君に決して飽きることのない、生に満ちた日々が送れることを約束しよう 』
あの言葉が、脳内で何度も反復される。
言われて、初めて気付いた。
俺は、今のこの生活を、つまらないと思っていることに─────
…だからって、この液体を飲むのか?
いやいや、怪しすぎるだろ。
でも、誰があんなに手の込んだ悪戯をする?こんな俺に。
俺は三十分ほど、葛藤した。
この謎の液体を、飲むのかどうか。
そして最終的に、俺はそれを──────────
飲んでしまった。
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