アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
.
-
暫くボーッと過ごして手持ち無沙汰になった俺はとりあえず着替えを済ませる為に自室に戻った。
普段着に着替えてパソコンを手にリビングに戻る。
深月が帰ったのがここだとすぐ分かるからだ。
座り心地のいいソファーに腰を下ろしパソコンを起動させて仕事を熟す。
心配で手に付かないと思っていた仕事も集中してしまえばかなりの量を消費出来た。
辺りが暗くなった頃、玄関の開く音がして俺は現実に引き戻された。
仕事用のメガネを外しリビングの入り口に目をやる。
深月が疲れて無いと良いけどと思いながらその姿を待っていると、見慣れた姿がリビングに現れた。
「只今戻りました。」
「深月は?」
姿が1人分なにの気付いて声を掛けると、帰って来た栗山が深々と頭を下げた。
「申し訳ございません、琉聖様。」
謝罪の意図が分からずに聞くと、栗山がゆっくり頭を上げた。
普段は見せない何とも情けないな顔が俺を見詰める。
何かあっただろう事は直ぐに察しが付いた。
しかもあまりいい事では無い事も。
「とりあえず座れ。」
先ずは深月が居ない状況を説明してもらう為にソファーに座るよう促す。
それに栗山は素直に従った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
97 / 353