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この気持ち…は…2
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タクミの部屋にはあまり物がなく、すっきりしていた
ベッドに本棚、机、クローゼットが置いてあるだけで他にはあまりない
するとタクミが口を開いた
「カズ、そーいえば、好きな人っている?」
「えっ!?す、好きな、ひ、人?!
い、いないけど…なんで?」
「実はさ、俺、気になる人ができたんだよなぁ、、、でも、その人とは付き合えそうにないんだ…」
「えっ…タクミ、好きな人いるの…?
どんな人?かわいい子?」
「かわいいよ、目がくりってしてて、すごく甘えんぼさんで…でも、その子のこと、あんまり知らないんだよね」
「そうなんだ…応援、してるよ」
「ありがと。」
そうなんだ…
タクミ…好きな子…いるんだ…
僕はいたたまれなくなって、タクミに、帰るね、と言って自分の部屋に戻った
驚きと悲しみが押し寄せてきて、涙が一粒、目から落ちた…
「僕の…この気持ち…もう、叶わないのかな…」
そう呟き、夜まで寝ることにした。
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