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本契約
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ギルド【天使の片翼】
木造5階建てでレーヴェだけではなく世界規模でも1番大きいギルド。
1階と2階が酒場となってて3階からは宿となっている。
受け付け窓口は3つあり、そのうちの一つにアルと共に行き番契約の前に俺の冒険者登録をするのになった。
「まずはコチラにサインを」
ペンを持つが手が止まる。
『アル、聞こえる?』
念話でアルに話しかけた。
『どうした?』
『俺、この世界の文字が分からない』
『魔力込めてサインすればいい』
アルに教えてもらい《斎藤 桐》と4年ぶりに漢字で名前を書いた。
その紙を受け付けの人が魔道具に差し込む。
「では、こちらに手を置いて下さい」
出てきた魔道具に手を置く。
《名前》キリ・サイトー
《魔力》50000
《体力》1300
《属性》水・光・闇
《種族》人間
《特殊》転移・回復
表記された内容は俺には読めなかった。でも、アルと相談して属性も殆ど封じてるし変に強くなってないはず。
「え? 人間で魔力あり? 」
受け付けの人は驚いて目を見開いた。
「少々お待ちを」
そのまま奥の方へと消え行く。
魔力0の方が良かったのかな?
「体力少なすぎだ」
「え? いくつだったの?」
「1300」
「平均は?」
「人間でも5000はあるぞ」
3分の1以下!?
ここは体力がなさ過ぎる分、魔力があると言い訳しよう。
1人でウンウン頷いてると受け付けの人が戻ってきて、ギルドマスターがいる部屋に行くように伝えられた。
場所はアルが知ってるため、俺はそのまま抱えられて連れて行かれる。
中に入りソファーに座った。と言っても俺はアルの膝に横向きのまま。
「フードを取ってもらっていいかな?」
「番の正式契約するまでは駄目だ」
「アルジェント様……」
「キリは俺の運命の番だ。それが何を意味するかギルマスも分かってるだろう」
「運命の番!? それは本当に?」
「ああ。本当だ」
「それなら仕方ないね。先に本契約しようか」
え!? 運命の番って理由だけでOKなの?
それだけで信じていいの!?
俺が動揺してる間に準備は進められいった。
「それじゃサインして」
先にアルがサインをして、指を小刀で切り血を垂らす。次に俺が同じようにした。
それを受け取ったギルマスが魔道具へと入れると、中から飴玉が出てくる。
アルは飴玉を口に含むと、俺の体を向かい合わせにしてキスをし始めた。
今? ギルマスがいるのに?
まさかこの場でするとは思ってなくて躊躇する。
『キリ、俺に集中しろ』
『見られてるよ?』
『俺だけを考え、俺だけを感じろ』
無理だとは思ったのは最初だけ、アルに合わせて少しの魔力を込めながら飴玉を溶かしてると体が熱くなった。それは俺だけでなくアルも興奮してるのか尻に堅いもの当たってる。それが更に俺を欲情させた。
「ぅんっ……ふっ……」
他人が近くにいるというのに、いつの間にか気にならなくなり体を巡る快感や熱に翻弄される。
また……、キスだけで……
「んんーッ……」
1度路地裏で出しているのにも関わらず、呆気なく果ててしまった。そしてそれは俺だけでなくアルも達したのか、尻に当たっていたものがピクンピクン痙攣してる。
ーー嬉しい
それに更に感じた俺は続け様に白濁を吐き出した。
達したにも関わらず、キスは辞められない。飴玉が完全に無くなるまで2人の口の中で行ったり来たりしながら、行為は続けられた。
全ての飴玉がなくなるまで俺もアルも数え切れないぐらいイきまくった。
部屋の中は2人の雄の匂いが充満してる。今までだったら顔を顰める臭いにも俺は興奮を掻き立てられた。
「はぁはぁ……」
漸く飴玉が完全に無くった時、俺は脱力してアルの胸に顔を埋める。
「流石、運命の番だね。【冷徹の銀獅子】が、そうまでなるとはねー」
ギルマスさん止めて、言わないで。
俺がアルを欲情させることが出来たという事実に、再び俺が欲情しそうだから。
【冷徹の銀獅子】ってアルのことだよね? 髪が銀で獅子だから。 どこが冷徹なのかは俺にはまだ分からないけど。
「これは2人の新しいギルドカードだよ」
受け取れない俺の分まで、アルが受け取り俺に渡してくれる。
緑色のギルドカードには字が表記されているが、何分この世界の文字は読めない。それでも、この世界で暮らすには必要なもの。無くさないようにレッグバックの形をした魔道具【アイテムボックス】にしまった。
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