アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
あざーっす!
-
「悠!!大丈夫か?何にもされてないか??」
部屋に帰ると、爽が駆け寄って来た。リンチっぽいのは爽も分かっていたようだ。
『全然。返り討ちにしてやった』
勝利の勲章、と右手の甲を見せる。骨の出っ張りは真っ赤に腫れていた。
喧嘩をして手が赤くならないやつはいない。
なのに、爽は執拗な心配をしてしっかり手当までしてくれた。
どっちかっていうと不良達のが痛そうなんだけどな。
「誰にやられたの?」
てか俺がやっちゃったんだよな。
そういやあの不良達の名前聞くの忘れてた。
『3年の…外部組以外は全員コンプリート済みのヒト…??』
そう言った瞬間、爽の顔が強張る。あ、やばい。忘れてた。爽も犯されたんだっけ?
データも全部消させたことを伝えると、ホッとしたような表情になった。
「五十嵐は、みんなのトラウマだから…みんなを代表して言う。
ーーありがとう」
五十嵐って誰だろう。真ん中にいたリーダー格の赤髪かな?もうソイツでいいや。
でもアイツ、樹さん大好きっ子だし、意外と純粋だと思うんだけどな〜。
誰かに指図されたんじゃないの?
あくまで俺は知らないフリを貫くからね。
桜田くん。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
18 / 48