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美味しいと食べ進めていると隼人が突然小さく笑い出した
「なに?」
「ここ、ケチャップ付いている」
そう言って身を乗り出して手を伸ばすと唇の少し右の辺りを親指が撫でる、見れば確かに指の腹が赤く染まっていた
それを隼人は何食わぬ顔で舐めとった
「っ!舐めなくてもいいだろ・・//」
「別にいいじゃん?それともなんか想像したのか?」
「ち、ちげぇよ!」
反射的に言ってしまったが実は想像してしまった、舐めたのが指じゃなくオレのだったらと・・
そうしたらもう思春期のオレのちんこは反応してしまう、しかも練習ばかりで最近抜いていなかったから尚更だ。だけどはじめてのデートでエロいことをするの何かおかしいかなと思う、それにちょっとの事で勃つとか知られるとエロい奴だと思われてしまう
エロいことを忘れようと残りのオムライスを急いで食べた、そしたら案の定咽せてしまった
料金を支払って店を出ると熱い空気が一気に襲ってきた、店内は空調が効いていたから良かったけど流石にこれは野球部のオレでも疲れる
普段の休憩でも陰にいたりはしても冷房が効いているところに行ってはいない、再開したときに疲れが倍になってしまうからだ
このあとはベタだけど映画館に行くことになった、何を観るのかはその場に行ってから決めることになったがそれよりも気になることがちょっとあった
それは向かいの道路に歩いている女性同士のカップルらしき2人組、どうしてそう思ったのかというと手を繋いでいたからだ
人前で堂々と繋いでいるなんていいなぁと思う、オレと隼人はもう恋人だけど人前で繋いだことはない。それにオレの手はジメジメと湿ってきているから、きっとこんな手で触りたくはないと思う
「どうした幸士?」
「え?いや、何でもない!」
「・・・ふーん・・あの2人が羨ましい?」
「うぇ!?べ、別にそんなことはないよ!!それにほら!オレの手もう汗でベトベトだから!木にしなくてもいいかっっ!!」
考えていることを当てられて否定するが、そんな嘘は通用しなかったようで手を握られる
「やせ我慢するなよ、手が汗で濡れるなんて夏じゃ当たり前だろ?・・行くか?」
「・・・ぅん///」
指を絡めるように握り直された、所謂恋人繋ぎだ。まさか隼人と出来るなんて嬉しすぎて手から段々と熱くなってきた
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