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そして迎えた日曜日の今日、爽汰は待たせても大丈夫だから先に隼人を迎えに家を出た。自転車で5分行けば駅員が数二人ほどいるだけの小さい駅に着いた
スマホで先に着いたことをメールすると1つ前の駅を出発したとすぐに返信が来た。自販機でジュースを買って数分待っていればオレンジ色に塗装された列車が到着
駅の入り口で待っていれば剣道の袋を担いでいる隼人が来た
「待たせて悪い」
「いいよ、大して待ってないし。それより何で剣道?」
「ああ、今日は稽古の日だからな。時間になったらそのまま行こうかと思って」
そういうことかと返事をして自転車を押しながら家へ向かった。玄関を開ければ案の定爽汰が既に上がっているようで脱ぎ捨てられた靴があった
「くっそ~~・・あ、やっときたか」
「・・真島は先に来ていたのか」
「そう、オレがいない間に勝手に上がって勝手に遊んで、だけど」
それを聞いた瞬間隼人が「マジかよ・・」と呟いてげんなりしていた
「まーまー硬いことは置いといて!ガキの頃からの付き合いなんだから今更じゃん!」
「・・・・はあ」
勝手に上がりこむのは今に始まったことじゃないし、一々こんな事で怒っていたらストレスが溜まりまくる。とりあえずと相槌を打ってテーブルに勉強道具を広げる
「幸士ージュースはー?」
「水でいいなら出すけど?」
「ケチ!いいじゃんジュースくらい!」
「真島・・人ん家にきといて図々しいな、おまけに教えてもらう立場なのに」
「長い付き合いだからな!」
確かにそうだけど、その自信はどこからやってくるのかわからない。もういいやと下におりて持ってくることにした、そうでないと糖分足りなーいとか言ってきそうで勉強に集中してくれなさそうだし
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