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隼人は自分で使うものは見て触って選びたいらしく、この辺を調べたが武具店がなくて困っていたらしい
「この辺にどこか売ってるところ知らないか?」
「この辺にはないね、駅を5つ過ぎたところにならあるけど・・・合宿前の終業式なら早く終わるから案内しようか?」
「本当か?助かるよ幸士」
「っ//」
やっと新しく買える店を見つけられたと嬉しそうに喜ぶ隼人、初めて見る笑顔に一瞬ドキッとした
こういうときのイケメンってただ笑うだけでも威力はある
「と・・とりあえず電車で移動だから○×駅で待ち合わせでいいか!?」
「あ・・ああいいけどどうした?」
「なんでもない!!」
多分今のオレの顔はいつもより落ち着きのないだろうから少し歩調を速めて見えないようにした
だけどもういつもの分かれ道まで来ていたらしくここから右へ曲がれば未波剣道場へ行く道だ
「ありがと、気をつけて帰れよ」
「ああ、うん。隼人も稽古頑張ってな」
剣道袋を担ぎなおした隼人は一言言って歩き出した、オレも別れを言って家へ帰った
そして迎えた期末試験当日。多少苦労はしながらも隼人達と勉強会をしたお陰で難しいと思えていた問題も多分正解を書けたと思う
その隼人本人は「まあこんなもんか」と出せる力を出せたようだ、だけど問題なのが爽汰なんだが
「もう・・だめ・・・死んだ・・」
机に突っ伏して小さく呟いたその言葉に一瞬目の前が真っ暗になった気がした
「結果はまだ分からない、とりあえず点数が分かるまで希望を持て」
「・・・そうだな」
隼人のその言葉で結果がわかるまでは希望を持つことにした
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