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「りおも秘密見せてくれたから、お礼にオレも、一つだけ秘密見せてあげる」
…もう一つは見せれないけど。
りおと同じ。
オレの秘密。
震える手を左目に持っていく。
りおは何も言わずにただ、オレの行動を見守ってくれている。
手をかけるのは左目を覆い隠す黒の眼帯。
大丈夫。
大丈夫。
そう言い聞かせて…。
オレは眼帯を取り、目を…開いた。
「……ミズキ…っ」
りおが目を見開く。
…やっぱり見せない方がよかった?
りおも魔界の人間たちみたいにオレの目を見て蔑む…?
何て言われるのかが怖くて目を瞑る。
どくん。
どくん。
鼓動が、鳴り止まない。
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