アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
8
-
「魔界の人間たちはみんな魔王のこと知ってるんじゃないのか…?」
少なくとも今まではそう思っていた。
でもそれにウルハは首を横に振る。
「五分五分…なンじゃね?詳しくは知らねェけどよ。
王都に近い程、王のお膝元でぬくぬくと暮らしてやがるから、知らない奴が増えてくるらしいな」
「……でもミズキが住んでたとこは」
確かあの街は王都よりは遠く離れていたはず…。
「ミズキは世間知らずさんだからな。知らなくて当たり前。よかったな、魔王様」
「あ、あぁ…」
よかった…んだろうか…?
確かに俺が魔王だと知ればミズキはたぶんここから出て行こうとするだろうけど…。
そんなことを考えていると、「それにしても」とウルハがチャンネルを変えまくってるミズキを見てふわりと笑いながら口を開いた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
39 / 100