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「知佳君…?今…」
「……どうしたの…?」
指を切ったのか、さっき言ってたように絆創膏を貼っている知佳君を見ながら。
俺の頭の中で知佳君が言った言葉がぐるぐると回っていた。
『そのまま続けて』
それってつまり、さ。
「知佳君、もしかして…」
ウルハのことが、
「見えてる…?」
…確かにテーブルの上には不自然にカップが二つ置かれているけど、それだけであの言葉が出るとは思えなかった。
俺も別に何かしてたってわけじゃなかったし…。
「…えっと」
それに知佳君は数秒逡巡した後。
「……死神さんのこと言ってるなら…見えてる」
なんてことをさらっと言ってきた。
……って今死神って言ったよね!?
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