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シグといると凄く落ち着く。
――秋斗やハルカ、その他の奴らといるのとはまた違った感覚。
……たぶんそれはシグが俺に一番近いから、だろう。
魔王とか、そんなことは関係なく。
だから、こんなにも安心出来る。
これは…家族といた時の感覚に似ているのかもしれない。
安らかで…、心地よくて……。
「んぅ…」
そんなことを考えているとミズキがぴくりと動いて、その様子を見たシグが自分に身を任せている俺の頭を撫でた後、口を開いた。
「じゃあそろそろ俺も帰るかな。
理緒、何かあったらすぐに俺を呼んでね。
あと、あんまり無防備な格好してちゃダメだよ。…特に今の格好とかね」
なんて苦笑して俺の乱された服を直しながら、シグは来た時と同様闇に消えていった。
「んー…、ぁっ!」
それを見送ってから無防備な格好?と首を傾げ、首筋を服で隠すようにしていると、いきなりミズキがガバッと体を起こして、縋り付くように不安げに俺の服を掴んできた。
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