アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
20
-
「りおっ、シエルに何もされなかった!?
ごめん…オレ、シエルが無理矢理出て来ようとしたらそれ止めれないんだ…」
「お前、何も覚えてないのか…?」
ミズキの話を聞いてみると、ミズキは意識を失っていたわけではないらしく。
それにミズキはうんと頷きを返してきた。
「シエルはみんな見えてるみたいだけど、オレはシエルに体使われてるときのこと、全然分からないんだ…。こう…真っ暗なところにいるような感じでさ…。
って、理緒…、ほんとに何もされなかった…?
あと…、あとさ…、今まで黙ってたけど…、もうシエルが喋っちゃったかもしれないけど…、
…オレさ、悪魔憑きなんだ…」
目を瞑って、顔を俯けて
まるで怒られている時の子供のように体を震わせながら小さく呟くミズキ。
「あぁ、何もされなかったし、それに…」
でもそんなミズキに事実を話すことは酷く躊躇われて…。
俺の言葉を聞いたミズキが少しだけ安堵したように息を吐くのを見ながら、先を続けた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
80 / 100