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雨音4
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男はポケットからタバコを取り出すと、火をつけ軽く吸うと煙を吐いた。
壁を背に痛みでうずくまっている立花の隣に、もう片方の男がかがみ込む。肩に男の手が軽く触れた瞬間、立花はビクッと体を揺らした。
「.....っ...!」
「あーあ、怯えちゃってんじゃん、お前のせーだぞ」
男からタバコを受け取ると、再度立花の肩に手を置いた。
「ケイちゃんごめんなぁ、アイツが乱暴しちゃって」
男は体を固くしている立花の喉元を撫で、顎をクイッと上げさせた。
「口開けて、
・・ケイちゃんコレ好きだろ?」
この...ニオイ....
こないだニシといた時嗅いだ...
コレって...
「さっきの痛みも飛ぶよ?」
立花が眉間にシワを寄せ顔を背けると、男は顎を強く掴み口を無理矢理開けさせ、タバコを吸わせた。
「..っんぐ...!」
「思い出した?このクスリ。強めのやつ、すぐ効くぜ」
ヤバイ...こんな..
逃げられなくなる...
「こないだはニシのヤツがいたから少ししか出来なかったけど、今回はたっぷりヤレるな」
男はニヤニヤと笑みを浮かべ、
「車、表に回しとくな」
と言い残しその場から立ち去った。
「ぅ...っー...!」
頭がぼーっとしてきて、マズイどうにかしねーと、と思い頭を振るが、男に肩を抱きこまれているため口にタバコを押さえつけている手を外せずに終わる。
「心配すんなって、取って食うわけじゃねーし。...こないだみたく楽しく遊ぶだけだって、.....な?」
やばい....朦朧としてきた..
身体の力が抜け立花の体がクタっとすると、男はタバコを吸わせていた手を離した。
「もう十分吸った?
...ってか、吸わせすぎたか...
ケイちゃん?」
男に呼びかけられ、立花はろれつの回らない状態で応える。
「..ぅ..どこ.,連れてく気...」
「ん?どこか行きたいとこある?」
先程から雨に濡れているのに、身体が熱を持ち熱くてたまらない。
「ホテルでも行く?」
赤く頰が火照った立花はボーッとしたまま、エンジン音のした方に目を向けた。
「...ハァ..っつ...」
身体が、あちぃ...
「..やべー...、すげぇ効いてんな..」
男がごくっと喉を鳴らす。
男は仲間の車を確認すると、息が上がってきた立花をグイッと抱き上げた。
「すぐ、楽にしてやるよ」
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