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Sunshine 2
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あの、恩ちゃんの言葉、どういう意味なんだろ....
素行を良くしろってことか、...それとも、....
練習後、夕飯を食べ終え、部屋でくつろいでいると、ケータイをいじっていたツッチーが
「ゲっ!」と大きな声を上げた。
「?どうした」
「飯野先輩が、部屋で飲んでるから飲みに来いって」
「あー・・・、行ってらっしゃい....」
ケータイを紛失しててよかった、と心の中で思い手を振った。
「何言ってんだ、お前もに決まってんだろ。
ほら、行くぞ」
「はあー?何でオレもなんだよ、」
不満タラタラの立花を、引きずるようにして土屋は部屋を出て行った。
「....ちーす、」
部屋に入ると、飯野、小野寺を含めた先輩達が談笑していた。
「お、来た来た、おせーぞ」
飯野に招き入れられ、二段ベットが両脇に置かれた部屋の奥に進む。
「先輩、酒なんて飲んで大丈夫なんすか?」
ツッチーが恐る恐るという感じで聞く。
「大丈夫大丈夫、バレなきゃ良いんだよ」
「カンパーイ!!」
「しかし男だけで飲んでんのもムサイな、
小野寺、女子に声掛けてこいよ」
飯野はポテトチップをつまみながら、隣でビール缶を開けた小野寺に向かって言う。
「さすがに、こんな時間に迷惑だろ。
なんかあったら迷惑かけるし、やめといた方がいいと思うよ」
「はあ〜、
モテる男は言うことが違うな!
っつか、お前は彼女がいるから、他の女なん
かどーでもいいんだろ?」
「人聞きの悪いこと言うなよ」
絡んでくる飯野に、小野寺は笑って軽くかわす。
「え!小野寺先輩って彼女いたんすか!?」
ツッチーがビックリした様子で聞き返す。
あれかな、前に中庭で見た子か・・
立花が缶チューハイをチビチビと飲んでいると、突然ガバッと後ろから飯野の腕が回された。
「立花〜!お前はオレの仲間だよな〜」
「何ッ、!?」
「お前も独り身だよな〜!」
飯野に抱きつかれ、立花の持ってる缶チューハイが揺れた。
「ぅわッ!こぼれるッ」
「先輩、立花は独り身というより、相手を決めないで遊んでるだけっすよ」
余計な事を言うな、と睨みつけるが、ツッチーは酔っ払っているのか、立花の様子に気づく気配は無かった。
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