アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
Sunshine 4
-
立花は立ち上がって、目の前の真っ暗な田んぼに目を向けた。
「そんなの、...先輩には関係ねーじゃん」
「そうだな....
余計なこと言った、ゴメンな」
先輩は、すぐ謝る......
ズルイ....
いっつもこっちが悪いみたいな気になる....
「ちがくて、」
「?」
「オレは、特定の相手を作らないんじゃなくて、
......作れないんだよ」
「立花.....」
月明かりの中、先輩の方を振り返ると、ジッとこっちを見ていた。
「だから、....そういう目で見るなって
前に言っただろ、
.....触れたくなるって」
だって、
抱きしめて欲しいって思ってる....
今だって、....いつも、寂しい.....
こんな想いをずっと抱えていくのかと思うと、
.......耐えられない.......
「なぁ、立花の、リングの相手って.......恩田先生?」
「ーーーーーーー」
「先生と、昼間......ベンチで、、、
.......キスしてたよな、」
ーーーーー!!
ぅわー・・・・、あんなトコですっから、
「立花は、気づいてないと思うけど.....、
恩田先生、
オレの方見たんだよ、」
「え?」
「なんか、すごい...けん制された気がする」
小野寺はフッと笑い、手にしていた缶を置いた。
「.....立花に、手を出すなってことかな」
「.....え、何だそれ、
先輩、彼女いるし関係ねーのに、」
「オレが、立花に今でも好意あるって分かっちゃったのかな」
小野寺は一歩足を踏み出し、立花との距離を詰める。
「先輩、何言って......」
「立花がオレを選んでくれるなら、
...... オレも、立花を選べるよ」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
54 / 63