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会議は踊る
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真面目な先輩らしい意見だと頷きそうになったその時、
それまで黙っていた副主将の小鳥居先輩が
早計じゃね?と言い出した。
「早計って、他に何か考えあるのか?」
「来月のあたま、練習試合
申し込まれてるじゃん、アレ受けろよ、譜都」
話を振られて先輩は苦い顔をした。
「あそこか……断ろうと思ってたんだが」
「何処とですか?」
練習試合の件は初耳だった俺は
マネージャーとして素朴に尋ねてみた所、
「是月高」
その名を聞いた途端、先輩達は一様に
うへぇ~とか、マジかよとの反応を示した。
……何かあるのだろうか?
先輩達曰く是月高は元々がヤンキー高で
サッカー部はまだマシな方だといっても
如何せんラフプレーが酷く、その内容たるや姑息で狡猾との事。
近隣でもそれは有名らしく選手の怪我や大会前のトラブルを
避けたい学校側としては何処もそことの練習試合を受けないんだそうだ。
「どうせ色々仕掛けてくるだろうから
そこで紺里がどう対応するかで決めれば良いじゃん」
「そうだな……」
そして、それは予想を遥かに超えるモノになる訳だが……
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