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It's 殺戮ショウタイム
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さて、試合が始まった途端ボールでは無く
足をめがけてのスライディングタックルを皮切りに、
まるで格闘技か言わんばかりのボデイーブローや
襟首掴んでの倒しの数々が披露されている。
…………想像以上だ。
いやはや、このショーを
何と称すべきなんだろう……か?
あ、ダレジャレじゃないんだけど
そうとしかもう言い様がなくて。
清々しいまでの違反、ラフプレーのオンパレードで、
見ようによってはちょっとした乱闘騒ぎに取れなくもない位に
荒れに荒れているんだけど。
えーっと、サッカーの試合に来たんだよね?確か??
成程、白刀田先輩スタメンに入っていないのも
日野に至ってはわざわざ試合時間をずらして
教えられている為にまだ到着すらしていない理由もすぐに理解した。
向こうの監督らしき人は慣れているのか
見ていないのか或いはグラサンの下は
目を瞑って寝ていらっしゃるのか
ディレクターチェアに深々と鎮座したまま
ウンともスンとも反応がない。
そんなグランドの異様さに唖然と見ていた俺の耳に、
「オイ、そこの兄ちゃんよー
お前、それでもヤンキーの端くれかぁ?
やること小せぇなぁ」
んん?何?いまの台詞。
誰が言った?
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