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転校生
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「なーなー今日転校生来るらしいぞ」
「へー、2年まで待てなかったのかな」
結太が興味無さそうに
相槌を打ってスマホに視線を落とす。
「転校生!?すげー!」
なんか俺だけテンション上がってる
気がするけどついそわそわしてしまう。
「荘 落ち着いて。
転校生は逃げないから」
「むしろあっちから来てくれんじゃん。
宮ちゃんもそろそろ来るだろ」
む、そうか。
確かにあと数分でSHRの時間だ。
大人しく席に着くと丁度教室に
宮ちゃんが入ってきた。
後ろには始めて見る顔の男子生徒。
「全員席つけー。
あ、木崎はこっちな」
宮ちゃんがちょいちょい、と手招きして
転校生を黒板の前に立たせる。
「適当に自己紹介して」
「木崎 斗馬言います。
よろしくお願いします」
うお、関西弁だ…
「架波の後ろ空いてるな。
そこ木崎の席だから」
木崎が俺の後ろの席に座る。
後ろを向いてよろしくな!と言うと
目尻を下げてにっこりと笑った。
休憩時間が終わると
木崎の周りに人が押し寄せる。
なんか女子が多い気がする…。
俺は何か圧倒されながら後ろを見てたけど
木崎はさっきと同じ笑顔で対応している。
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