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「すっごいね、ぐちゃぐちゃ」
外気に触れた性器がぬらぬらと光っている。
耳もとではっきりと囁かれた言葉に、羞恥で一気に顔が赤くなる。
更に赤みを増した僕の顔を見て、八重島はまた薄く笑った。
僕の知らなかった一面を八重島は見せていた。
いつもは優しいのに、今日は荒々しい。
既に勃ちあがっているそれを柔く握られて、ひぃっと喉がなった。
上下に扱うように手を動かされ、だんだんと速度をあげていく。
馬鹿みたいに快楽だけを追う体は、与えられる刺激にひたすら喘ぎ声をもらし硬度を増していった。
「んぁっ」
目の前に閃光が走り、爪先が無意識に丸まる。
ぎゅっと閉じた瞳を開くと、こちらを見ていた目と目が合う。
長かった絶頂の後、放心状態でいる僕の隣で八重島は手を洗うために立ち上がった。
キッチンから、水が排水溝に流れていく音が聞こえる。
その音が、やけに寂しい気持ちを抱かせた。
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