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アルベルトは疑問視するエリスを部屋にある大きめのソファーに座らせ、膝を着いて彼の脚を割った。
「アルっ…!?」
「いいから大人しくしていろ」
奴隷であったエリスに皇子が膝を着くなどあり得ない。
エリスは慌てて彼の行動を止めさせようとしたが従ってはくれず、アルベルトは更なる驚愕の行動に出た。
「ダメ…っ!!これはあなた様な方がする事じゃない!!」
「うるさい奴だな…。噛み切るぞ?」
「っ……でも…!」
「言っておくが、こんな事をするのはお前が初めてだ。だから下手なのは承知しておけ」
エリスの鮮やかな衣装に手を潜り込ませ、まだ芯の通っていない彼の陰茎を取り出したアルベルトは赤い舌を覗かせて躊躇なく裏をペロリと舐めた。
本来、性器を舐めるという行為は身分の低い者が行うことであり、アルベルトのような王室の人間はまずやらない。
これは相手への服従を表す行為でもある為、尚更だ。
「ッ……んっ……」
「…ッは…、口が疲れる」
「っ…だから止めよう…?もう十分分かったから…」
「駄目だ。この俺がやっているんだぞ、もっと楽しめ」
「逆に落ち着かないよ…!こんな事されるの、初めてだし…」
「"初めて"?……そうか。だったらお互いさまか」
「ふッ……あ…っ…!アル…っ、もう止め…ッ」
エリスの言葉を聞いてアルベルトの舌がまた陰茎を這う。
根元から丁寧に舐め上げたり、芯の通ったエリスの先端から滲み始めた体液を啜りながら口内の粘膜で擦ればエリスの吐息が降ってくる。
初めて得た感覚に戸惑っているのか、目を閉じて感じている表情にアルベルトはドキッとした。
下手なりにも自分のやっている行為でエリスが快楽を得ていることに心臓が騒ぐ。
「……っ、……ん、気持ちいいか?」
「ッ……聞かないでよ…っ…あッ…」
薄めを開けた恍惚なエリスの顔にアルベルトの下腿の中心が疼き始める。
もっと感じさせたい。もっと色んなエリスが見たい。
アルベルトは彼のモノを一度口から引き抜くと自分の指にたっぷり唾液を絡ませた。
「あっ…!う…ッ、んん…っ」
その指を一本エリスの後孔に沈めて擦ると、上擦った嬌声が漏れて彼の先走りが口の中に溢れてくる。
それが唾液と混ざって溢れだし、下肢の付け根を伝って後孔へと辿りくちゅくちゅと水音を響かせた。
「……っ、アル…っ…、も…離して。イキそ……」
「……ッ……」
「あぁっ…!ダメ、だよ…!口の中に……出ちゃう、から…!」
肩を押して離そうとしたエリスに益々興奮を覚え、アルベルトはより一層愛撫を強めた。
「うぁ…っ、も…出る……ッ!アル…っ、ほんとに出ちゃ……ッ…!!」
「……ッ!」
エリスの腰は大きく跳ね、咥えていたモノがビクビクと震えて喉の奥に熱い体液を吐き出した。
思わずそれをゴクリと飲み干し、アルベルトは口を離して盛大に咽返る。
「なんで飲んじゃったの!?大丈夫…!?」
「苦ッ……、お前が奥に出すからだろ…」
「だから離してって言ったのに!」
互いに混乱した状態の二人は軽く言い合った後、視線を合わせて目元を染めた。
「……気持ち、良かった…」
「……そうか」
「でもやっぱり……アルのが欲しい」
「っ、言われなくともそのつもりだ」
どちらも体の内側に灼熱の太陽のような熱をたぎらせていた。
もはや二人にとって身体を重ねる行為はただの快楽行動ではない。
ニヤリと笑ったアルベルトはエリスの脚を掬って自ら下半身の衣服を乱そうとした時、運悪く遠くから自分を探す声が耳に入った。
「…………お預けだな」
「…………うん」
「俺は行くがお前はどうする?なんならここで少し休んでいてもいいぞ」
「!えっと……」
アルベルトはともかく自分はまだ吐精の愉悦が収まってはいないし、余興で極度の緊張を体験したせいか身体もまだ気怠い。
エリスはどうするか少し思案してから彼に口を開いた。
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