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逆襲の毛バタキ-4
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「いい加減になさい」
晩里は俺の手からもう一度毛バタキを取り返そうとしたけど、今度は死守する事に成功した。
毛バタキは俺だけが使える武器だも~ん。
「明日の」
「そんな脅しには負けないもんねっ!!」
テンションが上がりまくった俺の気迫はついに晩里を黙らせた。
気持ちい~い!
俺には毛バタキっていう最強の味方が付いているからね。
今日この時間を面白おかしく過ごせたら、あとは野となれ山となれだ。
明日という日が来る事は忘れて、心の赴くままに毛バタキを振り回す。
ファサッ。
シャシャシャシャシャ。
「望夢……やめっ……」
晩里の身体が急に支えを失ったように横に倒れて、その弾みで雑誌が床に落ちた。
首の後ろを両手でガードしてベッドに横たわってるけど、顎はガラ空きだ。
パタパタパタ。
その顎目掛けて毛バタキを全力で振りまくると首の後ろをガードしていた晩里の手が前に回って身体もクルッと下を向いた。
「よっしゃー」
晩里の背中にドスンと乗っかったら、下から「ウッ」と苦しそうな声が聞こえたけど多分空耳だ。
パサッ。
サワサワサワッ。
無防備になった首筋を往復させていると、顎の下から抜け出した両手が首をガードする。
こうなったら背中を責めるだけだ!!
「望夢っ!!」
悲痛な叫びも何のその、作務衣の襟元から毛バタキをズイッと突っ込んで責め立てる。
何度も振り落とされそうになったけど、上がりきったボルテージのままに毛バタキを振るい続けた。
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