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初めての恋心
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窓から入り込む光で目が覚める。
隣にはローザが気持ち良さそうに寝息をたてて眠っていた。
「ローザ、おはよう…朝だよ…」
軽く体をゆすってやるとまだ眠そうな目を擦りながら体をおこす。
「………おはよう、兄さん。」
「うん…おはよう。ご飯出来てる筈だから…いこ?」
僕はローザの手を引き、リビングへ向かった。
「おはよう。昨日はちゃんと眠れたか?」
リビングへ行けばいつも通り、先にグレンが新聞を読みながら待っていてくれる。
「おはようございま……あ。」
僕もいつも通りに挨拶をしようとして、思い出した。
昨日の夜にローザに言われた事を。
僕の顔は見る見るうちに赤くなる。
「兄さん、落ち着いて。」
僕を見て察したローザが僕をなだめる。
「……?なんだ2人とも。どうかしたのか?」
「いいえ、何でも無いんです。」
ローザはにこやかにそう言うと席についた。
僕もなるべく何も無いように装って椅子に座った。
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