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会えない日々 5
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「ワンッ、ワンッ」
「ん…どうしたの?ポン太…」
僕が眠っていると、まだ起きる時間ではないのにポン太が先に起きて隣で吠えていた。
「ワンッ!」
ポン太に服を引っ張られる。
「ついて行けばいいの…?」
ベッドから降りるとポン太は部屋を出て玄関に向かっているようだ。
玄関に何かあるのかな?
眠たい目を擦りながらついて行く。
ガタッ
「なにっ!?」
玄関から音がした。
人なんていないはずなのに、誰かの気配がある。
怖い…
「グレンさん…グレンさん…」
僕は怖くてしゃがみこんで目を瞑る。
こんな時、僕の頭に浮かぶのはグレンの姿で無意識にグレンに助けを求めてしまう。
「エディ?こんな時間にどうしたんだ!?」
「え…?」
これは幻聴だろうか。
グレンの声が耳元で聞こえた。
「エディ?」
「グレン、さん…」
目を開けばやっぱりそこにはグレンがいた。
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