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会えない日々 6
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「グレンさんっ!!」
久しぶりのグレンに僕は嬉しくなって飛びつく。
なんでいるのかとか、どうして今日連絡がなかったのかなんてもうどうでも良くて子供みたいにグレンの胸で泣く。
「うっ…グレン、さ………おかえり、なさい…ひっく…」
本当は疲れて帰ってきたグレンを笑顔で迎えてあげたかったのに、僕の我慢は限界だった。
グレンの手が僕の背中を宥めるように撫でてくれる。
僕はまたグレンの優しさに一方的に甘えている。
「ごめ、なさい……疲れてるのに、僕ばっかり…」
グレンの顔を見上げれば疲れているのは一目でわかった。
目の下にはクマが出来ており眠そうにしている。
それでも僕には優しく微笑むのだ。
「そんな事気にしなくていい。こんな時間にまで出迎えてくれてこの腕の中に君がいる。それで充分だ。」
「で、でもっ…!僕、もっとグレンさんの役に立ちたいです…。」
「…じゃあ、今日は俺と一緒に眠ってくれるか?」
そんな事でいいのだろうか。
「俺にとって、エディといる事が何よりの癒しなんだ。」
「え…あ、あの…、はい…。」
そんな甘いセリフに僕は照れて頷くことしか出来なくなった。
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