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――
――…そして、今に至る
なんか皆が生徒会の仕事放棄して転校生に絡みまくっているので俺おこなんですけど?
こうなることわかっていて俺を副会長にさせたんなら従姉妹まじ性格悪いわ。まだ一人でも対処できるけどこれ俺やらなかったら生徒会まわらないよ?この学園おわるよ??
つーことで余裕あるときに従姉妹に電話しとかねぇと...
俺だって仕事ばっかだと息苦しい。それに生徒会6人分の仕事をすべて俺がやるとかなにそれ罰ゲーム?まぁ前から会長とか、つかほとんど全員仕事をやってなかったけどなwサボりまくってたし生徒会の奴等
あ、そだ。電話の途中だったわ...
相手はもちろん従姉妹―…沙藤 千夏
俺はナツねぇと呼んでいる。...つか呼べって言われた。
「だから、無理だってば!」
そう叫ぶように言うのは俺
『無理じゃない、私がどれだけ頑張って貴方を立派な副会長に育てたと思ってんの!?』
そう、今喧嘩なう。俺が無理って言ったら向こうが無理じゃないって水掛け論。
「俺、やりたくなかったし...こんな学園入りたくなかったんだよ」
『つべこべ言わないのっ!』
「ほんと、もう限界なんだってば!こっちは締め切り間近な仕事にさらに演技だぞ。やめる、何て言わねぇから演技ぐらい」
余裕余裕言っても俺だって限度があるんだ。身体的には余裕だが、精神がヤバいwやってるとイライラしてくる。なんで俺一人がって...はぁ、めんど
『だめ!』
「だから何で俺が――《ガラッ》
...ガラッ?
は、...音のした方を見るとドアが開いてるんだけどー!?
「何をしている」
わかってました、ドアが開くイコール誰かが開けたってことですよね。
そしてかなり会いたくなかった男がいるんだけど!?
「...げっ」
『ちょっと唯ちゃん!!』
もうやだ...
「...いいんちょー......さん」
そこにいたのは風紀の委員長さん。
このところ生徒会の仕事が遅れててかなり迷惑かけてる自覚はあります。
そして俺今、素の姿。
制服はネクタイをかなり緩めてる。ボタンも第2ボタンまで開けてる。副会長のときにいつもは横に流している前髪はグシャグシャに前に下ろして目は見えにくいようになってる。いつもの伊達眼鏡も外してあるし、さらに...マスクしてる。
なぜマスク?となるだろうが、俺は本来花粉症なんだ。ティッシュとマスクは毎日持ち歩いている。
副会長のときは気合いと根性で乗りきってる。うん...
ナツねぇ曰く、副会長にマスクなんて似合わないのよ!と、...まってもう俺にはナツねぇの理想の副会長がわかんない
『え?!委員長って風紀の!?...きゃー!!!!!!』
このタイミングでそれっ!?もっと危機感持とうよ
「...」
「...」
―ブチッ
俺は電話なんてしてなかった。そうだ...うん。
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