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「あー...委員長サンがどうしてここに?」
しれっと話す。
この格好で副会長とは思われないだろう。それに副会長の時は声の雰囲気変えてるから...まぁイメージとしては副会長は優しい感じ。俺普段口が悪ぃしな
「空き教室で怒鳴り声が聞こえてきたからな、もしもがあれば」
あー、そゆこと。そこんとこ気にしてなかった。あ、そっか防音なのは教室だけでただのあき教室や物置部屋は防音じゃなかったわ...中途半端な学園
「...じゃ、俺はここで」
「まて」
「...なに?」
気づかれた?
「お前、何処かであったこと...」
「ないです」
即答した。即答し過ぎて逆に怪しいかな
「そうか?」
特に気にしてないようだ
「...では」
俺がそう言って去ろうとすると委員長が徐に口を開いた
「いつもいるのか?」
そう聞いてきた
「なんで?」
「俺が話したいからだ」
なんという俺様。
でも、バレていないのならば...俺だってたまには誰かと素で話したいさ。それが天下の風紀委員長であっても
「......機会があれば」
―プルルルルルレル
ガチャ
『唯ぃいいいいい!説明please!!』
「......」
ブチッ
「はぁ...なんでこうなる。......クシュン、ハッ クシュ...うわァ......」
くしゃみでた。ズズッーとお世辞にも綺麗とは言えない音で勢いよく鼻をかんだ。
―――――――――
唯が千夏の電話を無視している頃。風紀室では
「あれ、委員長なんか調子いいね!最近生徒会のことでイライラしぱなしだったでしょ?」
帰ってきた委員長に副委員長の永科 昴は仕事している手をとめて不思議そうに聞いた
「面白いやつに会ってな...」
そう言った委員長に副委員長は「そうなんだ!」と言いながら驚きながらも嬉しそうに仕事を再開した。
「ふーん、珍しいねぇ」
周りの風紀達も珍しい委員長の様子に興味を待ちつつある。
いろいろな話が飛び交いザワザワとしだしてきた時、委員長は落ち着いたように「報告を」と静かに言った
その言葉でピタリたざわめきは消え、風紀の皆が次々に様々な学園の出来事を報告し出した。
それは大きな問題から、どんな小さな問題までも...
転校生がきたいま風紀が落ち着く日はあるのだろうか
風紀室では人知れず誰かがソッと溜め息をはいた
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