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バレたらダメなのにまた来てしまうのはなぜだろう。
仕事も終わってない。ストレスで頭ヤバイのかなぁ...
あの人がいるなんて根拠もないのに
ただ、素の俺が話せるだけだというのに――…
《ガラッ》
静かにドアが開いたかと思うと顔を出したのは委員長だった。
「あ、来たんだ」
「フッ、...お前王道って知ってるか?」
開口そう言われて一瞬頭が真っ白になった
え?王道...お、うど う?
は――…?
「ごほっ、...ゴホゴッホ」
最強にむせたぞおい
「...大丈夫か?」
近づいてきたが俺は大丈夫だと言う気持ちで、手で制したら委員長は歩みを止めた
「ひっ...」
なんで天下の風紀委員長様がそんなおっそろしいこと知ってんの!?
「ん?どうした」
普通にどうしたんだと聞いてくる。また近づいてきそうな勢いだったので俺はすぐに言葉を放つ
「いやだくんなこないでください」
敬語なのは気にしないで
「...?そのようすなら知っているようだな。お前の電話相手...腐女子なんじゃないか?」
不思議そうだが、気にしないことにしたようで適度な距離を保ちながら話は続く
「」
顔が真っ青な自覚はあります
「おい本当に大丈夫か?」
コクコクと勢いよく頷くがそれでもなお心配そうだ
「お、お前...腐男子なのか?」
声が震えてるのは気にすんな
「いや、違うが」
委員長が迷うことなくあっさりと言った言葉に安心するも、次には新たな疑問が生まれた
「ならなんで」
「俺の姉にあたるのが腐女子というものらしくてな」
へ、へぇ...かなりの驚きで声がでない
「...」
「電話から微かに聞こえた言葉が俺の姉とそっくりだった。すまないな隠れて聞くつもりはなかったんだが」
「そ、そうか...」
いや別に叫んでたのはナツねぇだし、聞こえたんならあんた悪くねぇよ。あんた風紀だし当然と言えば当然だしな。
「何か嫌な思い出でもあるのか?」
「俺の従姉妹の姉が...腐ってて......それで」
「...」
「ウグッ......きもちわるい」
考えただけでなんか胸くそ悪い
「は?え、おい...」
「大丈夫、ちょっと思い出したら吐き気が」
「...」
苦笑いされた
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