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閉じ込められ慣れ
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どれくらい時間が経ったのか全くわからなくなったのは、さらに眠ってしまったからだろう。
俺には最早緊張感というものがなかった。
何でだろうな。
確か一番初めの頃はこんな感じではなかった。
こんな感じにしてると、閉じ込めた相手はさらに感情を昂らせる。
でも、俺には演技力というものがない。
怖くないものは、怖くないのだ。
それより、俺はガクのことが気になっていた。
ガクはきっと俺のことを探している。
昨日のことを謝りに。
でも、俺はいないし、サークルの先輩たちもガクがいないのは困るだろうから、きっと次にここから出してくれるのは、俺を閉じ込めた女の子たちだろう。
それまで何が大変かというと、ここにトイレが無いことだ。
流石に、まだ尿意は無いが、そのうち来る。
それまでに、あの女の子たちは来てくれるだろうか。
きっと女の子たちは、そこまで考えて俺を閉じ込めてない。
俺が漏らしでもしたら、トラウマになってしまうかも。
それは嫌だ。
俺なんかのためにそんなことになって欲しくない。
例え、その子たちの自業自得であっても。
意識した途端、俺の下腹部の方で嫌な予感がしてきた。
おいおい。
頼むよ。
せめて、発見してくれるのが、女の子たちじゃないことを願わないと……
あ、でも。
あんまり我慢はしたくないから、早く見つけてよ、ガク。
俺の膀胱のために。
そして、尿意は死ね。頼むから、死んでくれ。
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