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夏の章三 夏ぐれ
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「遊命」
「……ん?」
「寝てたん?」
「いや、起きてたよ。床が冷たくて気持ちいいから……って、何か、いろんな物持ってきてんな」
「携帯用が無かったんで、簡易で作ってん」
「……つくっ…た……」
可児はピッタリとした半透明の薄手のゴム手袋を両手に着け、一本だけ指先の切られた同じゴム手袋を持っていた。
その他には、消毒液のボトルと新品の薬用石鹸。
よく見ると指先が切られたところには、ストローのようなものが内蔵されていて、輪ゴムで括りつけられている。
「そんなんで、大丈夫か?」
「一応、全部消毒したで」
「いや、そういうことじゃなくて……あー…ま、いいや。可児に任すって言ったからな」
「もう一回拡げなあかんから、少し滲みるかもしれへん」
「もう、覚悟のうえだよ」
「……」
可児は湯桶にお湯を張り、キャップ一杯の消毒液を入れた。
新品の石鹸の封を開け、湯桶で溶かし、石鹸水溶液を作ると、指先の切れたゴム手袋を浸し、中に水溶液を詰めた。
再度、石鹸を湯につけ、かき混ぜるようにして溶かすと、湯桶にたっぷりと泡が立ち、それを掬い上げると遊命の臀部に擦り付けた。
「ん…っ」
するりと可児の指が入り込んで遊命の襞を捉える。
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