アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
【終章】16
-
やっとの思いで上体を起こすと、二人の間に隙間が生まれ、ひんやりとした夜の空気が割り込んできた。
火照った肌がすうっと撫でられ、今さらながらに冬の寒さを思い出す。
さて、リオの具合はどうだろう。
こちらとしては一刻を争うのだが、やはり少し休ませてやるべきか?
「ソウ......ん」
重みから解放されたことを察知すると、リオはおぼつかない呼吸のまま大佐を求めて右手を伸ばした。
浴衣ごしに熱い身体に触れると安心したのかコクリと小さく喉を鳴らしたが、それでもムズムズと落ち着かない様子で、左右に胴をくねらせている。
「(や、これは?)」
そこで大佐は、リオのあるものにハッと目を奪われた。
何を隠そう、それは少年ご自慢の戦隊ヒーローの勝負下着。今宵のリオは、レッドのカッコいい変身バージョンをチョイスしたようだ。
しかしながら大佐が目を見張ったのはその色ではなく、明らかな形状の異変......そう、小さいながらも元気よく張られた男の子のテントだった――。
「(なんてことだ......! 幼い君が、まだ触れてもいない段階からこのシルエットを見せるとは!)」
大佐は確信した。
この情事は決して自分だけのものではない。
同じ男として、少年の気持ちは手に取るように分かるのだ。
初めて知ったリオの状態によろめきつつも、胸にこみ上げる興奮は抑えられそうになかった。
大佐は今一度高く身を起こすと、リオの昂りを愛してやりたい一心で勝負下着に手を伸ばす――。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
129 / 206