アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
秋の章二 禾乃ち登(いねすなわちみのる)
-
──陥落。
息も絶え絶えに、脳内に浮かんだ言葉。
「…あぁ…は…」
「…なんちゅう表情すんのや」
暢宏が長谷川に唇を重ねた。
「…ん…ふ…」
女性器だとポルチオにあたるのか、そんなものが男に存在するなんて長谷川は思いもしなかった。
「…ん…あぁっ…!」
不意に長谷川の中に熱い飛沫が打ち付けられ、暢宏の腹で擦られていた長谷川も射精した。
「……マサト」
暢宏が長谷川の胸元に顔を伏せて、吐息と共に囁いた。
湧き出る長谷川の体液が暢宏を包み、吐き出された暢宏の体液と絡み合う。
溶けるような熱さだった。
長谷川は身体の奥に、暢宏と彼の放った熱を感じながら、仄暗い欲望を芽生えさせる。
堕ちるだけじゃ足りない。この男を心から自分のものにしたい。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
54 / 81