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05
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泣き崩れた俺を時雨が優しく介抱してくれた。
泣きながら、俺はすべてを話した。
亮との関係、亮への想い、朝香さんのこと、そして今日、レイプされたこと。
時雨はうん、うん、とずっと話を聞いてくれた。
いつの間にか時雨に抱きついてて、時雨の肩を涙でぐしょぐしょにしてしまっていた。
「……ごめん…」
「ううん。話してくれてありがとう」
優しく頭を撫でてくれた。
「だけど、1個だけ、許せないことがある。」
「…え」
「自分のこと、汚いなんて言っちゃダメ!海月は綺麗だよ。すごく綺麗。」
「でも…俺、亮に……」
「だーめ」
顔を上げると目が合ってニコッと微笑んでくれた。
暖かい……。
「ねえ、海月、海月はひとりじゃないからね。辛いことがあったらこうやって、いつでも俺を頼ってよ!辛いことは一緒に抱えよう!だって俺、海月のこと……」
「?」
そこまで言いかけて時雨が急に固まって焦り始めた。ほんのり顔が赤くなってて可愛い。
「あ……と、友達だしさ!!」
「うん…!」
嬉しい。ひとりじゃない。一緒に抱えてくれる友達がいる。
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