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・保健室の女の子
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あの後、クラスメイトと別れて再び校長室に向かった。まふゆが帰ってしまったということで、俺は校長と校内を見て回ることになった。
...まふゆとが良かったな...。
保健室まで来たところで、校長が呼び出されてちょっと待っているように言われた。
べつに美人な保健医がいるわけでもなく、というか保健医すらいなかった。
ちょっとだけいいよね...と思い、ベッドに入ろうとすると、先客がいた。
綺麗な顔をした女の子だった。でも、制服が男物だった。
別のベッドで横になろうと試みるも、どうしてもその子が気になった。
鞄の中を見たらわかるだろうか...
そう思い、鞄に手を伸ばし...
「中山くーん。お待たせ...って何してるの?」
『っ...なんでもありません...』
「そう?じゃあ、次は体育館ね〜」
っ危ねぇ...。何やってんだ俺。最近彼女いないからって知らない女の子に手を出すところだった。
それから、校長と校内をいろいろ回って家に帰った。鞄の中を見て気づく。
...ハンカチ返すの忘れてた。
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