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翻弄される二人②
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「そ、…んな…っ!」
七海は今まで菊池に対して否定の言葉を発さず、どんなに痛いことでも淫猥なことでも、菊池に認められたくてひたすら命令に従ってきた。
でも今回は…あまりに酷すぎる。
七海から菊池を奪おうとしている優馬との前戯を見せつけられ、その手伝いまでしろと言う。
「…っ…できませんっ!」
七海は玩具の責め苦に耐えながら言葉を捻り出した。
「…そうか、役に立たないならもういい」
「…!!」
菊池は七海のほうを見もせず吐き捨てた。
もういい…それは、もう自分は用済みだということ。
七海は最も怖れていた言葉に涙が零れた。
菊池の興味がもう自分にないことはわかりきっていた。
それでも、玩具としてでも菊池に相手にしてもらえるならと菊池に懇願し続けてきた。
今見捨てられたら、それすら叶わなくなってしまう-----
散々調教され尽くした七海の身体は菊池無しに生きる術を知らなかった。
「…ごめ、なさいっ…!やっ…やります、からっ!」
見捨てないで。
七海は痛む身体を起こし、優馬の前で膝立ちになった。
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