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気づかれた
いやだいやだいやだいやだ
気持ち悪いって、思われる
どうしようどうしようどうしようどうしよう
俺はただただ混乱していた
「ちがっ…好きじゃなっ…」
「俺が忘れさせてやろうか?」
予想外の言葉に顔を上げる
「え…」
唇に柔らかいものが当たる
チュ....チュ..ンハ......チュ...
しばらくしてそれがキスだと気づく
ぬるっと舌が入ってきて俺の口内を犯す
「…っやだっ…やめろ!」
やっとの事で桜を押し退ける
「…っ俺でもいいだろ」
桜はぼそっとそう呟いたが俺には聞こえなかった
「なっ…んで、こんなことっ…!」
動揺が隠せない
「別に。お前、男に振られたんだろ。慰めてやろうかと思って。」
ふざけんな
手に力が入る
どんだけ俺がお前のこと好きか知らないくせに
そんな同情みたいな気持ちでキスなんかすんな
握った手に爪が食い込む
さっきなくなったと思った黒い感情がまた湧き出てくる
「はっ。慰めてくれるんなら俺のこと抱けよ」
自暴自棄になって吐き捨てる
「は?…」
「ほらな!できねーんだろ!なら同情みたいな気持ちであんなことすんじゃねーよ!!」
「っ同情なんかじゃねーよ…」
また桜はボソッと呟いたが俺はそれに耳を傾けることができるほど余裕はない
桜の考えていることが分からない
しばらくの沈黙が続く
「…俺帰るわ」
俺はそう言ってドアノブに手をかけようとしたが、
いきなり手を引かれてベッドに押し倒された
「…ったぁ!なにすンッ」
唇を塞がれる
今度はさっきよりももっと深い
「ンッ.........ンアッ..ンンッ..」
「抱いてやるよ」
桜の眼はいつもの優しいものではなく獣のようだった
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