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雨と群青と月 その5
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梶原Side
まだイっていない川本に、今動かんといて、そう伝えたのが仇となった。
するな言うたらやりよんねんこいつ。
嬉しそうに微笑む川本は純粋で無邪気な子供のようで、やる事なす事全てが邪悪だ。
いやや言うてんのに。
また揺さぶられる。
「く、…イヤ……あンっ……あッ…は、」
さっきの衝撃のせいかひとつひとつの感覚が研ぎ澄まされ過ぎたように、些細な快感さえも強く拾い上げてしまう。
もう、脚がっくがくや。
「も、はよッ…イけ、やっっ…」
「もうちょっとッ…」
あーあ。欲に目ぇ眩んだ顔してるわ。
アホみたいに腰振って。
かわいいわ。川本。
余裕があると思っていた川本にそんな顔をさせていると思うと誰に誇る訳でもない優越感が込み上げる。
これだけ意地悪されてもそこまで嫌ではない。
むしろ頭がおかしくなるほどイイのだから、川本が言うように俺はやはり変態かもしれない。
「あっ…ま、た…はぁ、……かわも、またッ」
身体中の先端から駆け上がってくる急激な熱の連鎖。
あの大きな波がくるのが分かる。
「イけやっ、梶原、」
あっ
ヤバイヤバイヤバイ
川本の声が耳に届く瞬間、また波にさらわれて自分でも信じられない熱量に飲み込まれていく。
射精とは違う長い恍惚の継続時間に一瞬のホワイトアウト。
そんな俺を待つはずもないピストン運動。
早くなる動きに引き戻され、終わりが近いのを体で感じた。
「ぅ、あ、…ンんっ……」
「俺、イく、…ッ」
そう言って放置されていた俺の前も同時に擦られ、力の入らなくなった役立たずの体から力を振り絞って川本の膝に触れる。
「俺も、…く……ィくッ…っ川本、……イくっ」
「はっ、―――ッッッ……ぁ、…っ」
「~~~ッッ、あっ、、ぁ…、アッ、」
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