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記憶と今と君と。12
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恥ずかしくなって急々とご飯食べ立ち上がる。
「ぼ、僕、部屋掃除と準備してくるね!」
リビングを出て一気に階段を上り部屋に入る。
閉めたドアをズルズルと床に落ちる。
どうしよう、凄くドキドキしてキュンと胸がなってギューって締め付けられる…。
胸に手をあてて拳を握る。
けど罪悪感。
7年前にした事は消えない。みこちゃんに、いや空良くんに言った事は僕の中でも深く刻まれていた。
一番傷付いたのは空良くんの筈だ。
謝っても許してもらえないかもしれない。怒っているかもしれない。
「ごめんね…ごめんなさい…ふっ」
コンコンッ
「悠哉」
その声でハッとなれば涙を拭う。起き上がりドアをあける。
グスンと鼻を鳴らすけど空良くんは優しくて微笑み僕の目に手を添える。
「悠哉、行こうか」
コクンと頷けば空良くんは手を握って引いてくれる。
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