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久しぶり。5
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冬生side
ふわふわしたクッションを取ってもらい
嬉しくて、ギュッと抱きついていると
段々と瞼が落ちてきて、眠くなる。
すると、黒は僕を膝の上に乗せて
優しく背中をぽんぽんしてくるので、
不思議に思って見上げるが
眠気が限界に達して、ゆっくりと目を閉じた。
「…ろ……、…きて…。しろ…、て…」
「んんっ…」
「白っ、起きて…」
「…く、ろぉ……?」
呼ばれる感覚がして、目を薄っすらと開けると
僕の顔を覗き込む黒の姿があった。
目をこすりながら起きると
黒の方に手を伸ばす。
すると、抱っこして運ばれて…
「どこ、いくのぉ…?」
「リビングだよ〜?夏にぃがご飯作ってくれたからね〜」
どうやら、もう夜になっていたらしく
随分と長い時間眠っていたようだ。
晩御飯は、僕が食べやすいようにお粥と
湯豆腐が用意されていた。
「これ、僕の…?」
「そう、白のやつだよ」
「一杯食べてな〜」
ゆっくり口に運ぶと、ふわふわっと
温かい気持ちが沸き起こる。
美味しさに少し口角が上がれば
二人は驚いたような表情をした。
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